整体などの施術は、基本的には健康保険を利用することはできません。

しかし、ある一定条件を満たすことと、疾病によっては健康保険を使用することができる場合があります。

どのような場合と疾病に健康保険を使用することができるのかというと、

まず医療機関で治療を受けたけれど改善する見込みがなく、治療方法が見当たらないという場合、診察や治療を行った医師が、整体などの施術を受けることに対して同意した場合に健康保険を使用することができます。

この場合の疾病は、どのような疾病にも該当するというのではなく、6疾病に限定されています。

神経痛やリウマチと言った慢性病と言われるもので、この他にも腰痛症や五十肩、頚椎捻挫後遺症、頚腕症候群という症状に対して健康保険を使用することが可能となっています。

健康保険を使用することができますが、一般的な自己負担が3割というようなものではなく、療養費として受ける場合がほとんどで、3ヶ月ごとに医師の診察を受け、整体などの施術を受けることに対する同意を受けると継続して健康保険も使用することが可能となります。

また、整体などの施術を行うときに健康保険を使用する場合は、医師の同意を受けた医療機関ではない医療機関にかかった場合、健康保険の対象外となるので注意が必要です。